■よちよち屋 相模原市南区
〒252-0313
神奈川県相模原市南区松が枝町9-21
TEL/FAX:042-746-6117
(小田急相模原駅 徒歩5分)
月水木土 10:00〜18:00 金 10:00〜19:30
日祝 12:00〜18:00 火曜定休・駐車場あり 1台
★よちよち屋 ホームページ
◆なぜ「よちよち」屋?
元々幼児教育の専門家だった店主中本さんは、約30年前、「よちよち文庫」という名前で親子向けの「読み聞かせ」を始めました。ご自身も小さなお子さんを抱え、対象も文字通りよちよち歩きの子どもたちを連れたお母さん方…店名の由来です。



◆黄色いおうちのよちよち屋
昨年リニューアルオープンしたばかりのよちよち屋さん。
小田急相模原駅近くの住宅街にあって、あれ?!何のお店だろう?と目を引く外観です。それもそのはず、シュタイナー系の建築設計家 岩崎亜希菜氏と中本さんのこだわりがつまったお店なのです。
内も外も何となく心穏やかになれるのは、すべてに「角」がないからでしょうか?屋根も梁もわずかに丸みを帯びています。大きな木の扉には、子ども用と大人用ののぞき窓、エントランスの柱は怪獣の足、扉を開くと空!?海!?と吸い込まれそうなブルーの壁面に白い雲が浮かびます。
入った瞬間に、アリスが不思議の国の洞窟に落ちていくように、拡がる異空間。「何が始まるんだろう?」というワクワク感を覚えるのは子どもだけではないはずです。
一方、お店を抜け、天井まで本でいっぱいの階段を昇っていくと、そこはピンクの空間。お庭の緑も美しい窓いっぱいの日差しの差し込む「よちよち文庫」のお部屋です。英米の絵本作家の原画が飾られた壁面、大きな木のテーブル、ページを開く小さな手を待っているたくさんの本…時間を忘れてひがな一日ここで過ごしたい、と思わずにはいられません。
◆本とおもちゃのよちよち屋
絵本・児童書を中心に、シュタイナー関連のおもちゃや文房具、さらにはウォルドルフ人形キット・羊毛も扱っています。そして、レジ横のかごには、Royal Hedgehogの紅茶も…。
◆よちよち屋さんとRoyal Hedgehog
こうしてよちよち屋さんに紅茶をおいていただいて、かれこれ15年になりました。
中本さんが、当社の紅茶を初めてご自分で入れたときのこと…うっかりしてポットの茶葉を漉し忘れてしまったのに、「あれ!?渋くない…」。それ以来、よちよち文庫の読み聞かせやイベントでお茶を出してくださるように。「本屋さんの紅茶」は、たちまち口コミで広がり、今ではレジ横のかごひとつという販売面積あたりの売り上げは、紅茶専門店を凌ぎます。
本と紅茶、読書と紅茶、読み聞かせと紅茶…今でこそ「Book Cafe」も珍しくなくなりましたが、「本」という異空間への小旅行には、欠かせないパートナーがお茶なのかもしれませんね。
◆よちよち屋の本
「よちよち屋として読んでいただきたい本は、一般書店にあまりありません」とおっしゃる中本さん。
文も絵も子どもだましではない完成度の高いもの、そんな本物を読んだり見たりを何年も積み重ねていけば
「躍動感とバイタリティーのある絵は子どもには絵が動いて見える」
「美しい日本語で書かれた本は想像力をゆたかにして、言葉の力を育てていく」
よちよち屋さんの店頭に並ぶ本は、そういう本ばかりです。
◆これからのよちよち屋
講座や読み聞かせ、各イベント等も順調に企画実行され、この度の大改装も済み、中本さんはある程度「思い描くところまで来た」とおっしゃいます。
とはいえ、出会いの場としての講座をもっと増やすことによって、本に限らず「本物を広める場」「感性を磨く場」としてのよちよち屋には、まだまだ貪欲でいらっしゃいます。一方、やはり本を通じて「こうあるべき、という殻を破って自分を解放できるようになってほしい」と願う中本さんは、今日もこれからも一生の宝となる絵本を探し続けてくださると思います。
絵本を通じた素敵なひとときに、一杯の紅茶を添えて…